上場企業の年収を開示データで比較する

データ時点:2026年11月08日
ヒューリック株式会社2,295万円M&Aキャピタルパートナーズ株式会社2,266万円株式会社キーエンス2,178万円インテグラル株式会社2,136万円三菱商事株式会社2,113万円三井物産株式会社2,059万円サンバイオ株式会社2,023万円株式会社マーキュリアホールディングス2,008万円

平均年収が高い業界はどこ?

公開 2026-11-07最終確認 2026-11-07年収くらべ編集部

電気・ガスと金融はどの統計でも上位

平均年収が高い業界は、国税庁の最新統計(令和7年分民間給与実態統計調査)では電気・ガス・熱供給・水道業(854万円)、次いで金融業,保険業(726万円)です。最も低いのは宿泊業,飲食サービス業の276万円でした。上場企業に絞った当サイトの集計では、海運業、証券、保険業が上位に並びます。

このページの要点

  • 国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査で、業種別の平均給与が最も高いのは電気・ガス・熱供給・水道業の854万円です。
  • 同じ調査で2番目は金融業,保険業の726万円、最も低いのは宿泊業,飲食サービス業の276万円です。
  • 当サイトが集計した上場企業33業種では、平均年収が最も高いのは海運業の1,120.1万円、最も低いのは小売業の575.0万円です。
  • 厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査(所定内給与額)でも、電気・ガス・熱供給・水道業が月44万4,000円で最も高い産業です。

国税庁の統計で見る業種別の平均年収

民間給与実態統計調査は、民間の事業所が払った1年間の給与(給料・手当と賞与の合計、税引き前)を業種別に集計しています。パート・アルバイトや役員も含めた、働く人一人ひとりの平均です。統計表の千円単位を万円に直して載せます。

順位業種平均給与(令和7年分)
1電気・ガス・熱供給・水道業854.4万円
2金融業,保険業725.6万円
3情報通信業681.9万円
4建設業590.3万円
5製造業573.0万円
6学術研究,専門・技術サービス業,教育,学習支援業567.9万円
7不動産業,物品賃貸業512.5万円
8複合サービス事業509.5万円
9運輸業,郵便業482.5万円
10医療,福祉424.0万円
11卸売業,小売業413.4万円
12サービス業401.7万円
13農林水産・鉱業393.7万円
14宿泊業,飲食サービス業275.8万円
−全体486.6万円

上位と下位では約3倍の差があります。宿泊業,飲食サービス業は1年を通じて勤務した人が247万人いて、20〜24歳の平均給与が132.3万円と低いことから、短い時間で働く人が多いことがうかがえます。

厚生労働省の統計では月給で比べられる

厚生労働省の賃金構造基本統計調査は、6月分の所定内給与額(残業代と賞与を除く月給)を、短時間労働者以外の一般労働者について集計しています。令和7年の産業別は次のとおりです。

産業所定内給与額(月)
電気・ガス・熱供給・水道業44万4,000円
学術研究,専門・技術サービス業44万300円
金融業,保険業43万7,000円
情報通信業40万6,000円
鉱業,採石業,砂利採取業38万8,300円
宿泊業,飲食サービス業27万7,200円
産業計34万600円

フルタイムの人に絞ると、宿泊業,飲食サービス業と上位の差は1.6倍ほどに縮みます。国税庁の調査で開いていた差の一部は、パートなどを含むかどうかで説明できます。順位の入れかわりもあり、学術研究,専門・技術サービス業はこちらでは2位です。

上場企業の業界別平均年収(当サイト集計)

当サイトは、EDINETに提出された有価証券報告書(決算期2025年7月〜2026年7月)から、上場企業3,766社の平均年間給与を集め、東京証券取引所の33業種ごとに各社の値を単純平均しました。社員の多い会社も少ない会社も1社として数えています。

順位業種平均年収(各社の平均)社数
1海運業1,120.1万円11社
2証券、商品先物取引業962.2万円32社
3保険業940.5万円13社
4鉱業911.7万円5社
5石油・石炭製品874.0万円9社
6医薬品856.1万円81社
7電気・ガス業832.0万円27社
8建設業818.4万円149社
31その他製品616.5万円110社
32繊維製品613.1万円47社
33小売業575.0万円319社

上場企業でも、電気・ガスと金融系(証券・保険・銀行)は上位です。国の統計の大きな業種分類では見えない点として、海運業や医薬品が上位に入ります。海運業や鉱業は社数が少ないため、1社の数字で業界の平均が大きく動く点に注意してください。

全33業種の順位は業界別の平均年収ランキングにあります。各業界の会社の一覧は、たとえば海運業、電気・ガス業、小売業のページで見られます。

統計によって業界の順位が変わる理由

同じ「業界別の平均年収」でも、統計によって数字と順位が違います。主な違いは次の4つです。

違い国税庁 民間給与実態統計調査厚生労働省 賃金構造基本統計調査当サイト(有価証券報告書)
対象民間の事業所の給与所得者(パート・役員を含む)常用労働者10人以上の民営事業所の一般労働者上場企業の提出会社の従業員
金額1年間の給料・手当と賞与6月分の所定内給与(残業代・賞与を除く)1年間の平均年間給与(賞与を含む)
平均の取り方一人ひとりの平均一人ひとりの平均会社ごとの平均をさらに平均
業種の分け方日本標準産業分類をもとに14業種日本標準産業分類にもとづく産業東証33業種

上場企業の数字は、規模の大きい会社が中心で、持株会社のように従業員が少ない会社も含みます。業界を選ぶときは、どの統計の数字かを確かめたうえで、志望する職種の募集条件をあわせて見てください。

業界の平均は、その業界にいる人の年収の幅を示しません。同じ業界でも会社ごと、職種ごとの差は大きいので、気になる会社は個別の数字まで確かめてください。

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参考にした資料

内容は2026年11月7日時点で上記の資料をもとに確認しています。制度は変わることがあるため、手続きの前に公式の情報を確認してください。

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よくある質問

平均年収が一番高い業界はどこですか?

国税庁の令和7年分民間給与実態統計調査では、電気・ガス・熱供給・水道業が854万円で最も高い業種です。上場企業に限った当サイトの集計では海運業が1位です。

平均年収が低い業界はどこですか?

国税庁の調査では宿泊業,飲食サービス業が276万円で最も低い業種です。パート・アルバイトを含む平均である点に注意が必要です。

IT業界の平均年収はいくらですか?

国税庁の令和7年分の調査で、情報通信業の平均給与は681.9万円です。当サイトの集計では、上場企業の情報・通信業608社の平均年収の平均は687.4万円でした。

統計によって業界の順位が違うのはなぜですか?

業種の分け方、パートを含むかどうか、賞与や残業代を含むかどうか、会社ごとの平均か一人ひとりの平均かが、統計ごとに違うためです。

このページを引用・参照するとき

出典の表記例:「平均年収が高い業界はどこ?|国の統計と上場企業の集計で比較」年収くらべ(https://nenshu-kurabe.com/column/nenshu-takai-gyokai/)2026-11-08更新

出典:EDINET閲覧(提出)サイト(https://disclosure2.edinet-fsa.go.jp/)、公共データ利用規約 第1.0版(PDL1.0, https://www.digital.go.jp/resources/open_data/public_data_license_v1.0)。EDINET閲覧(提出)サイトの有価証券報告書をもとに年収くらべ運営者が編集・加工して作成。

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